手術
薬物療法による治療で、効果が得られなかった場合や、骨の破壊が進み日常生
活での動作が不自由になった場合などに手術療法が行われます。
必要な薬物療法を行わないまま、手術療法を行うと、一時的な回復はあっても、
関節損傷の再発を繰り返しすことになります。
滑膜切除術
関節リウマチは、関節内面をおおっている滑膜が炎症を起こして増殖し、腫れ
や痛みが起こります。この増殖した滑膜を取り除くのが『滑膜切除術』です。
しかし、滑膜切除術によって一時的に関節の状態が良くなっても、適切な薬物
療法を行わないと再発する可能性があります。
今は薬物療法によって関節の破壊をくい止めることが出来るようになったので、
この滑膜切除術は、どうしても必要な患者さんを除いては あまり行われなく
なりました。
人工関節置換術
関節の機能が完全に失われてしまった場合に行われる手術です。破壊された軟
骨を削り、かみ合っている関節を人工関節に置き換えます。 これによって関
節が再建され、日常生活が送れるようになります。
人工関節置換術はほとんどの関節に可能な手術ですが、主に股関節やひざ関節
など、体重を支える大きな関節の手術に適しています。
人工関節の耐用年数は10〜15年で、術後、リハビリテーションを経て約2ヶ月
程で日常生活が送れるようになります。
関節固定術
頸椎(けいつい)に変形が起こると、首の動きが不安定になるので、まず頸椎
カラーという装具で首を固定します。
しかし、頸椎が亜脱臼を起こすと頸部の神経を圧迫し、手足のしびれやマヒを
起こすことがあります。ごくまれですが、突然死を起こすこともあります。
そこで、しびれなどの症状が起きた場合は神経の損傷を進行させないために頸
椎のずれを治して固定する手術をします。
手首や足首でも痛みが強いときに固定術を行うことがありますが、痛みはとれ
ても関節は動かなくなってしまい日常生活が不便になることもあります。
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