診断基準
関節リウマチの診断は、一つの症状や検査で診断されるのではなく、症状、検
査、X線などから総合的に診断されます。
アメリカリウマチ学会の診断基準(1987年改定案)
- 朝のこわばりが、少なくても1時間以上続く
- 3つ以上の関節に炎症による腫れがみられる
- 手首や手指の付け根の関節、手指の第二関節に炎症による腫れがみられる
- 左右対称の関節に炎症による腫れがみられる
- X線検査で手や手指の関節に骨の萎縮などの変化がみられる
- 皮下結節(リウマトイド結節)がみられる
- 血液検査でリウマトイド因子が陽性である
- ?〜?までの症状は、6週間以上持続すること。7項目のうち、4項目以上に当
てはまる場合を、関節リウマチとする
日本リウマチ学会、1994年
- 3つ以上の関節で、指で押さえたり動かしたりすると痛みを感じる
- 2つ以上の関節に炎症による腫れがみられる
- 朝のこわばりがみられる
- 皮下結節(リウマトイド結節)がひじやひざなどにみられる
- 血液検査で赤沈に異常が見られる、またはCRPが陽性である
- 血液検査でリウマトイド因子が陽性である
- 6項目のうち3項目以上にあてはなる場合を早期関節リウマチとし、該当する
患者さんは詳細に経過を観察して、病態に応じた 適切な治療を開始する必要
がある。とされています。
変形性関節症
関節リウマチと間違いやすい病気に『変形性関節症』があります。中年以上の
女性に多く見られる病気です。
変形性関節症は、手の指の腫れや痛みが左右対称におこります。『へバーデン
結節』といって第一関節に症状があらわれるのが 特徴ですが、関節リウマチ
と間違われることがあります。
X線検査を行うと、骨がトゲのように出っ張っています。これは関節リウマチ
には見られない、症状です。