関節リウマチでの出産と育児
関節リウマチでの出産と育児
妊娠中期に入るまでは十分な注意が必要
妊娠初期(妊娠15週まで)は、関節リウマチを患っていなくても、つわりに悩
まされたり、流産の危険もあります。無用な外出は避け、出来るだけ安静に過
ごしましょう。
関節リウマチの治療のためにステロイド薬の服用が続くこともありますが、ス
テロイド薬は胎児への影響もなく関節リウマチの症状を安定させる ために必
要なものです。勝手に服用を止めたりせず、主治医の指示を守りましょう。
妊娠中期(妊娠16〜27週)を過ぎると関節リウマチの症状は妊娠前より良い状
態になります。ステロイド薬や抗リウマチ薬を使わなくても落ち着いた 状態
を維持できるようになります。
ただしお腹が大きくなって体重が増えてくると、股関節やひざ関節などへの負
担が大きくなりますので、疲れを 感じたらすぐに横になるようにしましょう。
出産後は薬での管理を徹底に
関節リウマチは免疫システムの異常が関係しています。胎児もいわば異物にな
るのですが、妊娠中はお腹の赤ちゃんを守るような免疫の仕組みが 働くので
す。
そして出産が終わると体の中のホルモンのバランスも変わり、免疫の仕組みも
元に戻ろうとします。そのため出産後は関節リウマチの活動性が高くなり、症
状をぶり返すことが多いのです。
出産後に関節リウマチの症状が悪化した場合は、ステロイド薬を増やしたり、
抗リウマチ薬を服用する必要があります。
出産が無事に終わると、赤ちゃんのお世話で無理をしがちですが、育児は家族
や周囲の手を借りながら、決して無理をせず、ご自身の体調管理を しっかり
と考えていきましょう。
母乳で育てられるかどうかは服用している薬の種類と量によります。ステロイ
ド薬はプレドニゾロン換算で1日20ミリグラム以下であれば赤ちゃんへの影響
は心配いりません。
抗リウマチ薬を服用している場合は母乳は避けて市販のミルクで育てましょう。