関節リウマチの亜型
関節リウマチの亜型
成人スチル病
成人の病気ですが、若年性関節リウマチの全身型(スチル病)と経過が良く似
ているので、『成人スチル病』と名前がつきました。
成人スチル病は咽頭痛や関節痛とともに39度以上の熱が1日の間に上がったり
下がったりします。
熱が出ているときには、からだに薄いピンク色の発疹がでますが、熱が下がる
と発疹は消えてしまいます。
成人スチル病の関節炎は特に手首に多くみられます。頸部などのリンパ節の腫
れ、肝臓、脾臓(ひぞう)の腫れや機能障害などがよくみられます。
ひどいときには胸膜炎や急性呼吸不全などをおこすこともあります。心臓や肺
に水がたまる、などの症状がみられることもあります。
成人スチル病は血清フェリチンの値が著しく上昇する特徴があるので、診断は
簡単です。
しかし、とてもめずらしい病気なので、診断が遅くなり、重症化することもあ
るようです。
回帰性リウマチ
回帰性リウマチは前ぶれもなく、発作的に関節の痛みや腫れがおこります。主
に、手の指、腕、肩、ひざの関節に症状が見られ、微熱や軽い炎症反応がみら
れます。
回帰性リウマチは発作を不規則に繰り返しますが、数時間〜数日で自然に止ま
ります。
発症は30〜60歳の男性にみられ、約3割の方が軽い関節炎にすすみますが、自
然に治癒することも多い病気です。
フェルティ症候群
『フェルティ症候群』とは関節リウマチと診断された患者さんのなかで、脾臓
の腫れと白血球の減少の二つが合併した症状を伴った特殊な病状です。
皮膚に潰瘍ができやすい場合もあります。フェルティ症候群は50〜70歳の男性
に多く発症しています。
カプラン症候群
関節リウマチと診断された後、肺のレントゲン検査で肉芽腫による異常な影が
発見されると『カプラン症候群』と診断されます。
カプラン症候群は、炭坑労働者などに多くみられるもので、慢性の塵肺症(じ
んばいしょう)が関係しているといわれています。